帯状疱疹は早めのご受診を💡
こんにちは!
今日は帯状疱疹についてです💡
帯状疱疹の特徴
帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水ぼうそうと同じウイルスで起こる皮膚の病気です。
体の左右どちらかの神経に沿って、痛みを伴う赤い斑点と水ぶくれが多数集まって帯状に生じます。症状の多くは上半身に現れ、顔面(特に目の周り)にも現れることがあります。
通常、皮膚の症状よりも先にチクチク、ピリピリとした痛みが生じます。その後皮膚症状が現れ、夜も眠れないほど痛みが激しい場合もあります。
ほとんどの場合、皮膚に出ている症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続くことがあり、これは帯状疱疹後神経痛と呼ばれ、最も頻度の高い合併症です。
また、帯状疱疹が現れる部位によって、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすこともあります。
帯状疱疹はさまざまな合併症を引き起こすことが知られていますが、できるだけ早く治療を行うことによって予後を改善できる合併症もありますので、早めの受診が大切です!
帯状疱疹の原因
加齢などによる免疫力の低下が発症の原因となることがあります。
50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。
疲労やストレスなども発症のきっかけになります。
また、糖尿病やがんなどの免疫力が低下する病気が原因になることもあります。
日頃からストレスや疲労を溜めない、休息や運動で体の免疫を高めるなどの習慣も大切です。
帯状疱疹の症状
多く場合は下記①~⑤のような経過をたどりますが、個人差があります。
①神経にそって、体の左右どちらかにチクチク・ピリピリする痛みが起こる
②しばらくしてその部分が赤くなる
③小さな透明な水ぶくれが集まってでき、やがて濁って時には黄色くなる
④2~3週間で黒っぽいかさぶたになり、4~6週間でかさぶたが取れて治っていく
⑤痛みは皮膚の症状とともに消える
※皮膚の症状が治まっても神経痛が続くことがありますので、その場合は医師にご相談ください⚠️
治療法
主に「抗ウイルス薬」という帯状疱疹の原因であるウイルスが増えるのを抑えるお薬を使用します。
一般的には飲み薬ですが、塗り薬を使うこともあります。
できるだけ早く治療を開始するのが理想的です💡
痛みが強い場合は鎮痛剤なども使用します。帯状疱疹後神経痛などの合併症を起こさないためにも、痛みはあまり我慢しないことが大切です。
予防法
帯状疱疹にならないために必要なことは、日頃から体調管理を心がけ、
免疫力が低下しないようにすることが大切です🌸🌸🌸
帯状疱疹は、加齢や疲労などによる免疫力の低下に伴い、誰でも発症する可能性のある病気です。
帯状疱疹になりにくい体づくりのためには、食事のバランスに気をつける、
睡眠をきちんととるなど、日頃から体調管理を心がけることが大切です。🤗☘️
また、帯状疱疹ワクチンを接種することも有効な予防法です💡
50歳以上の方は、ワクチン接種で予防することができます。
帯状疱疹ワクチンには、不活化ワクチンと生ワクチンの2種類があります。
生ワクチンは、病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて製造されています。不活化ワクチンは、病原体となるウイルスや細菌の感染力を失活、もしくは病原体を構成する物質をもとにして製造されています。
発症率・摂取回数・お値段・持続期間など、種類によって変わります。
当院でも行っていますので、資料やご相談はお気軽にスタッフにお声がけください😊
ワクチンについてはこちらもご覧ください🌼