乾燥肌の改善
乾燥肌の原因は、季節や生活する環境によるものもありますが、生活習慣や加齢が関わっている場合もあります。
クレンジングや洗顔の方法が間違っていたり、保湿ケアが不十分でも乾燥肌になります。肌の乾燥がひどくなると、かゆみだけでなく炎症や湿疹を発症することもあります。
また、肌を乾燥した状態で放置しておくと、急速に老化が進んでしまいます。しわやしみの原因にもなることもあります。
日常的に肌を乾燥させないためのケアをすることが大切です。
皮膚と皮脂の水分不足
乾燥肌とは、肌の水分・皮脂が不足して潤いがなくなっている状態で、ドライスキンとも呼ばれます。入浴後や洗顔後に肌がつっぱる、全身がカサカサする、などの症状がみられます。
特に乾燥しやすいのは、もともと皮脂の分泌が少ない脛(すね)、膝、ひじ、足の裏などの部位です。顔では頬や目、口のまわりなどが乾燥しやすくなります。
バリア機能を守る
私たちの肌は表皮で覆われていますが、乾燥と密接な関係にあるのが、表皮の一番外側にある角質層です。角質層には「バリア機能」という役目があり、正常に肌のバリア機能が働いている状態であれば、角質層が外的刺激から肌を守り、肌内部の水分・脂質が逃げるのを防ぎ、潤いのある肌を保つことができます。
ところが、何らかの原因により、角質細胞に含まれるアミノ酸などの天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質が減って細胞をつなぎとめる力が弱くなると、バリア機能が低下し、水分が逃げてしまいます。つまり、乾燥肌を起こさないためには、肌のバリア機能を守ることが何より大切なのです。
●冷房・暖房の長時間利用による空気の乾燥
エアコンは空気中の水分も一緒に吸収してしまう仕組みのため、冷房でも暖房でも、長時間使用により空気は乾燥します。空気が乾燥すると、肌のバリア機能は低下しやすくなります。
●紫外線によるダメージ
紫外線がシミ・シワや日焼けなどさまざまなトラブルを引き起こすことは知られていますが、何より肌の一番外側にある角質層はストレートに紫外線のダメージを受け、皮膚のバリア機能を低下させてしまいます。
●間違ったスキンケア法、入浴法
ナイロンタオルなどによる洗いすぎ、こすりすぎや洗浄力が強すぎるものでの洗浄によって、皮膚のバリア機能が低下することがあります。また、42度以上の高温の湯は肌から必要な脂質を奪い、バリア機能を低下させます。
●ビタミンB群の不足
栄養が偏り、ビタミン類が不足すると肌に悪影響がでます。特にビタミンB群は、肌のターンオーバーを正常に保つ働きがあり、不足するとターンオーバーが乱れ、バリア機能低下につながります。
●加齢による皮脂分泌量の減少
個人差はありますが、誰でも年齢とともに水分、セラミドなどの細胞間脂質、天然保湿因子(NMF)は減る傾向にあります。これらが減少すると、バリア機能は低下しやすくなります。
基礎化粧品の見直し
当院では、お肌に刺激の少ない、バリア機能を守る基礎化粧品を多数取り揃えております。お悩みや症状に合ったものをおすすめさせていただきます。サンプルもご用意しておりますので、気になった方はぜひお気軽にスタッフまでお声がけください。
●取り扱い製品●
・Cellnew+(セルニュープラス) セルニュープラスについてはこちら
・iniks(イニクス) イニクスについてはこちら
・REVISION SKINCARE(リビジョンスキンケア) リビジョンについてはこちら