体がチクチク?帯状疱疹かもしれません!
季節の変わり目で、毎日寒暖差が激しいですね?
いつも通り過ごしているだけでも、体力が消耗してしまう方もいらっしゃると思います…
疲れているときは、様々な病気にかかりやすくなります⚠
今回は、最近特に増えている「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」という病気についてお話いたします?
帯状疱疹ってどんな病気?
20~30歳、60歳以上の方に多くみられます❣
水ぼうそうのウイルスが原因で発症する病気です。
子どもの頃にかかった水ぼうそうのウイルスは、治癒した後も神経に隠れています。
過労、老化、病気、体力低下などが原因で免疫力が下がった時、
隠れていた水ぼうそうのウイルスが神経にそって(体の片側)、皮膚と神経を攻撃します?
どんな症状が出るの?
多く場合は下記①~⑤のような経過をたどりますが、個人差があります。
①神経にそって、体の左右どちらかにチクチク・ピリピリする痛みが起こる
②しばらくしてその部分が赤くなる
③小さな透明な水ぶくれが集まってでき、やがて濁って時には黄色くなる
④2~3週間で黒っぽいかさぶたになり、4~6週間でかさぶたが取れて治っていく
⑤痛みは皮膚の症状とともに消える
※皮膚の症状が治まっても神経痛が続くことがありますので、その場合は医師にご相談ください。
どんな治療をするの?
主に「抗ウイルス薬」という帯状疱疹の原因であるウイルスが増えるのを抑えるお薬を使用します。
一般的には飲み薬ですが、塗り薬を使うこともあります。
できるだけ早く治療を開始するのが理想的です✿
帯状疱疹になったら日常生活はどうするの?
・早く治すために十分な栄養と休養をとりましょう
・アルコールは控えましょう
→血管が拡張して炎症がひどくなる場合があります。
・小さなお子さんや妊婦さんにはできるだけ接触しないようにしましょう
→水ぼうそうにかかったことのない人は水ぼうそうとしてうつることがあります⚠
その他の注意点に関しては、ご受診された際に詳しくお伝えいたします✿
お気軽にご相談ください☻
参考:グラクソ・スミスクライン株式会社「帯状疱疹といわれたら・・・」第5版