虫刺されってどうしたらいいの?
暑くなり、虫たちも活発になる季節になりましたね🔅
お出掛けやレジャー等で外にいる時間が増え、
虫刺されで診察される患者様も増えています💦💦
今回は、「虫刺され」についてお話いたします😖🦟
【虫刺されによる症状は?】
虫の種類によって様々です。
人の血を吸うカ、ノミ、ナンキンムシ、ブヨなどは、
刺されると痒く、皮膚が赤くなります。
よく見ると赤い部分の中心に刺した点があります。
そして赤い部分に小さな水ぶくれを作ったり、しこりを作ったりすることもあります。
ハチ類では、刺された瞬間に痛みが強く、大きく赤く腫れます。
ネズミの寄生ダニのイエダニ、鳥の寄生ダニのワクモでは、
わきの下や股などの皮膚のやわらかいところに、1センチ大の赤い斑点ができます。
いずれも、1週間前後で良くなることが多いです。
しかし、かゆみのために掻きむしり、
その傷から細菌が入ってとびひやおできになることもあります。
【注意すべき症状】
カ、ノミなどの虫に刺された場合、ひどくても1週間前後で良くなりますが
以下の場合はご受診ください🏥
📍腫れがひどくなる
📍痛さが増す
📍刺された所以外に広がる
📍発熱を伴う
ハチ類に何度も刺されると、刺されたところだけでなく全身に蕁麻疹(じんましん)ができ、気持ち悪さ、吐き気、嘔吐、息苦しさが出ることがあります(+o+)これは、ハチの毒に対する一種のアレルギー反応です⚠️
次にハチに刺されると、もっとひどくなり、ショック症状(アナフィラキシーショック)を起こすこともあります。
【虫に刺されたらどうすればいいの?】
まず刺されたところを水で洗い、清潔にすることが大切です❣
傷口を汚れた手でかいたり、こすったりしないようにしましょう◎
赤く腫れてきたら水や保冷剤で冷やします◎
かゆみがひどい時、症状が広がってきた場合には、
塗り薬や飲み薬を使って治療することができますのでご受診ください😌
【虫に刺されないためにはどうすればいいの?】
野外に出るときはできるだけ肌の露出を控え、長袖、長ズボンを着用しましょう◎
カ:市販の防虫スプレーが効果的です◎
ハチ:黒いお洋服やひらひらしたお洋服は避ける、
香水やキラキラ光るものを身に着けないようにしましょう❣
イエダニ、ワクモ:ネズミの巣、鳥の巣を取り除き、巣の跡に殺虫剤をまきましょう◎
ここまで虫刺されについてお話してきましたが、
実は、ダニに刺されたと思う方のほとんどが、まったく別の皮膚病であるケースも多いのです😮
判断が難しい場合や、気になる症状がある方はご受診くださいね✿
参考:田辺三菱製薬「皮膚炎の知識①虫刺され」