掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)について
こんにちは☀
いよいよ年末が近づいてきましたね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
今回は掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)について紹介いたします?
掌蹠膿疱症ってどんな病気?
手のひらや足の裏に膿をもった小さな水ぶくれが繰り返しできる病気です。
水ぶくれの中には細菌やウイルスなどの病原体は入っていないため
直接触れても感染することはありません!
どんな症状がでるの?
特徴的な症状は、手のひらや足の裏にできる膿をもった水ぶくれです。
できはじめにかゆみを伴うことが多く、しばらくすると水ぶくれが乾いて茶色っぽいかさぶた
となりはがれ落ちます。
周りの皮膚にも炎症が及んで赤くなり、表面の角層が浮いてきてカサカサします。
角層が積み重なって厚くなると、歩くたびにひび割れて痛みを生じることもあります!
手のひらや足の裏以外にも、すねや膝、肘、頭などに症状がでることもあります。
爪の症状
→爪の下に水ぶくれや凹みができたり、爪の変形が起きたり、爪が剝がれて浮いてきたり
爪の下が厚くなってもり上がってきたりします。
原因はあるの?
原因は、はっきりとは解明されていないですが、喫煙、金属アレルギー、病巣感染(扁桃炎・歯周病・虫歯など)
などが関与していると言われています。
どんな治療をするの?
塗り薬や飲み薬、悪化因子の除去などにより対症療法をします。
気を付けることは?
?乾燥しないようこまめに保湿しましょう
?感染症にかからないよううがい・手洗いなどを徹底しましょう
?できるだけ禁煙しましょう
掌蹠膿疱症は、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
ただの手荒れや水虫かと思ったら違ったということもありますので、
気になる症状がある方はぜひご受診ください。
参考:大鵬薬品工業株式会社「掌蹠膿疱症ハンドブック」