原発性腋窩多汗症の治療
原発性腋窩多汗症とは?
原発性腋窩多汗症とは、明らかな原因がないにもかかわらず、日常生活で困るほど過剰に脇汗がでる病気です。
日本ではおよそ20人に1人がかかる病気です。多くの方が汗の症状に悩んでいます。
原発性腋窩多汗症の診断基準
過剰な脇汗が、特定の原因がないまま6か月以上認められ、以下のうち2つ以上あてはまる場合に、診断されます。
◎最初に症状がでるのが25歳以下であること
◎左右両方で同じように発汗ががみられること
◎睡眠中は発汗が止まっていること
◎1週間に1回以上、多汗の症状がでること
◎家族にも同じ疾患の人がいること
◎脇汗によって日常生活に支障をきたすこと
治療法
当院では、外用薬の処方や、症状が重度の方にはボトックス注射も行っております。
それぞれ保険適応の治療となります。
外用薬
◇エクロックゲル

日本で初めて健康保険の適用が認められた、原発性腋窩多汗症の外用薬です。
エクリン汗腺が交感神経から伝えられる汗を出す指令を受け取れないようにブロックすることにより、発汗を抑えることが期待できます。

使用方法
1日1回、両脇全体に塗布します。
塗り始めて数日~2週間程で効果を感じる方が多いです。
エクロックゲルはボトルタイプで、薬液に触れずに塗布することが可能です。
◇ラピフォートワイプ

有効成分(グリコピロニウムトシル酸塩水化物)が汗を出す指令をブロックすることで、過剰な汗を抑えます。
使用方法
シートタイプとなっており、1日1回、1枚で両脇に塗布します。
1回ずつ使い切りのため、衛生的・コンパクトなので持ち運びにも便利です。
ボトックス注射については別のページをご覧ください。
脇汗でお悩みを感じている方はぜひご相談ください。
参考:マルホ「ラピフォートワイプ®2.5%を使用される方へ」
科研製薬株式会社「エクロック®ゲルを使用される方へ」
