粉瘤は、皮膚のできものです。

皮膚の内側に袋状の構造物ができ、古い角質や皮脂が溜まることで

形成される腫瘍です。

身体のどこにでもできますが、顔、首、背中、耳の後ろなどにできやすいです。

 

悪いものではないの？

 

基本的に良性の腫瘍ですが、細菌感染し炎症を起こすと赤く腫れたり膿が出ることがあります。

この状態を炎症性粉瘤といいます。

悪性化することは極めて少ないです。

また、経過が長く大きくなることもあります。

 

炎症を起こす原因は？

 

何かしらの外科的刺激により粉瘤の皮膚開口部から細菌が

侵入することで炎症が起こります。

 

治療

 

良性腫瘍なので特に炎症がなければ経過観察が多いですが、腫瘍を完全に摘出することもあります。

細菌感染し炎症を起こした場合は、切れ目をいれて膿を出す処置をしたり

抗生剤の内服薬や外用薬を処方します。

 

 

粉瘤は皮膚科では頻繁にみられるできものです！

皮膚の症状で気になるものがある方は皮膚科にご相談くださいね🌼