シラミについて
シラミとは
シラミとは、かろうじて目で見える羽のない小さな昆虫です。頭、体、陰部に寄生し、血液を吸って生きています。
ヒトに寄生するシラミにはアタマジラミ、ケジラミ、コロモジラミの3種類があり、子供たちの間で集団感染するのはアタマジラミです。
アタマジラミは接触して1~2か月後に発症します。
寄生したシラミは頭皮に卵を産み、それが約1週間で孵化し約3週間で成虫になり、頭皮から吸血します。
成虫の生息期間はおよそ1ヵ月で、1日におよそ3~4個、1ヵ月で約100個も産卵します。
症状は?
頭皮に強いかゆみや湿疹を引き起こします。
頭髪に虫卵が付着し、引っ張っても取れにくいことが特徴です。
どうやってうつるの?
主に髪の毛の接触により感染します。身体を寄せ合って髪の毛が触れ合って遊ぶことの多い年齢の子供たちの感染率が高いですが、大人にもうつります。
他にも帽子やタオル、ヘアブラシ、枕などの共有でも感染します。
治療法
・毎日洗髪をする
アタマジラミの成虫や幼虫は洗い流すことができます。卵は髪の毛にしっかりくっついていますが、1週間程で孵化するため、幼虫や成虫となれば洗い流すことができます。
・すき櫛で髪をとく
すき櫛で髪をとくことで、成虫、幼虫、卵を取り除くことができます。
死んだ卵を取り除く必要はありませんが、生きている卵と死んだ卵は通常見分けがつかないため、これらの卵を取り除くことを推奨します。目の細かいすき櫛を使って、髪の根元からていねいに髪をとかします。
とく際は、成虫が周囲に飛び散らないようにしましょう。10日間は少なくとも続けましょう。
・ シラミ駆除医薬品
シラミ駆除薬としてスミスリンシャンプーを使用します。
スミスリンシャンプーの使用で成虫・幼虫は駆除できますが、卵は殻におおわれているため、生き残るものもあります。
卵は1週間程度で孵化するため、スミスリンシャンプーを3日に1回ずつ、3~4回繰り返す間にすべての卵は孵化します。
孵化した幼虫は卵を産む前に駆除できるため、卵や幼虫、成虫もいなくなっていきます。
使ったタオルや寝具類の消毒は?
洗濯できるものは洗濯前に60℃以上のお湯に5分間以上浸けてから洗濯してください。
衣類乾燥機で熱をかけることも効果があります。
洗濯できないものはポリ袋に入れて封をし、2週間放置します。
シラミのQ&A
Q. シラミが流行る季節はいつですか?
A. シラミは季節に関係なく、1年中発生が見られます。
Q. シラミがうつるとどうなりますか?
A. 寄生部位の吸血に伴う「かゆみ」と、引っ掻いてしまい湿疹を併発することもあります。
Q. 毎日お風呂に入り、髪も毎日洗っていてもシラミはうつるのですか?
A. アタマジラミは毛と毛が接触した時にうつるので、毎日お風呂に入って髪を洗っていても、うつらないとは限りません。
アタマジラミは幼児や小学校低学年児童など、頭をくっつけて遊ぶことが多い年齢での感染率が高くなっています。また、お昼寝やお泊り保育の時なども注意が必要です。子供に添い寝する大人も感染に注意が必要です。
Q. プールやお風呂でうつりますか?
A. プールやお風呂など、水の中ではシラミは毛から落ちないよう強くしがみついているので、うつることはまずないと考えていいでしょう。うつる原因は水ではなく、脱衣カゴやロッカー、タオルやクシなど体に触れるものを他の人と使い回すことでうつる可能性があります。
Q. アタマジラミを予防する方法は何ですか?
A. 頭どうしの接触を減らすこと・体に触れるもの(クシ、タオル、帽子、枕など)を共用しないようにしましょう。
日頃からお子様の頭皮や髪の毛をチェックしていただき、もし症状がある場合は早めに対応することで、感染拡大を防ぐことができます。
参考サイト:KINCHO 誰にも聞けないシラミの話
