やけど
一般的な外傷の一つで、熱に接触することで起こる皮膚の損傷をいいます。
熱の温度と接触した時間によって損傷の程度が決まります。熱源が非常に高温の場合は短時間の接触でやけどを起こす一方、40度前後の低温の熱源に長時間接触した場合もやけどになり、これを低温熱傷(低温やけど)と呼びます。
やけどの深さ
I度・・・表皮のみの熱傷で、赤みやヒリヒリとした痛みなどがみられますが、水疱はできません。通常、数日できずあとを残さず治ります。
II度・・・真皮浅層までの熱傷と真皮深層までの熱傷に分かれます。どちらも赤みや水疱、強い痛みを伴います。
真皮浅層の熱傷では、2~3週間程度で治癒します。瘢痕を残さないことが多いですが、軽い色素沈着は残る場合があります。
真皮深層の熱傷では、治療に4~5週間程度を要し、瘢痕や色素沈着を残す可能性が高いです。
III度・・・皮下組織まで損傷が及び、痛みはほとんど感じず、皮膚は硬く、表面は乾燥して白色や黒色調となります。皮膚の再生は期待できず、植皮などの外科的治療が必要になります。
熱傷の深さは受傷直後ではなく、1~2日たってから明らかになります。また、熱傷部に感染を起こすと、より深くなることがあります。
また、低温熱傷はⅡ度深層以上になることが多く、治癒に時間がかかる可能性が高くなります。
受傷してしまったら
受傷したらすぐに水道水で15~30分程度冷却を行ってください。
その後、湿らせた布やタオルで創面を保護し、保冷剤などで冷やしながら、早めに医療機関を受診するようにしましょう。
